料理が苦手な方へ ”火加減のコツ”
おはようございます、こんにちは、こんばんは。chefメガネです。
今日は「料理が苦手だ、、、不器用なんだ、、、ぴえん」と
そんな風に料理から距離をとってしまった人、苦手だけど頑張って作ってる人へ向けた記事となっております。
僕は今24歳ですが、初めて人に料理を作ったのは11歳の時でした。母が作っているのを隣で手伝ったのです。
とても楽しかったことを覚えています。
中学生の頃には家族の夕食を毎日作っていました。
もちろん失敗したことも幾度となくあります。おそらく家族は僕が溶かしたフライ返しを一度は経口摂取したことがあります。
失敗して家族に文句を言われたら作る気がなくなってしまいますよね。すごくわかります。
ならお前が作れタコ!って思いますよね。
そんな方を一人でも減らせればと思い、料理を失敗するリスクを最小限に減らす方法について書いていきたいと思います。
火加減って何が正解?
料理を失敗する人がやりがちな基本的なミスは、火加減の改善により大半をクリアすることができます。
まず結論から書くと
強火を使わないでください!
意識せずに使う強火にはこんなデメリットがあります。
- 素材に火が通り過ぎてしまい、硬くなる
- 素材が焦げる可能性がある
- 味付けに使える時間が短くなる
これだけ??と思われる方もいると思いますが、これがかなり料理のクオリティを左右するのです。
素材に火が通り過ぎてしまい、硬くなる
これはほぼすべての食材に言えることだと思います。
火を通しすぎることにより、素材から水分が流出してしまい食感が悪くなります。
素材の食感というのはもちろん好みはありますが、料理のおいしさと密接に関わりあっています。
野菜の場合は火を入れすぎるとしなしなとなってしまい、食感も栄養も損なう場合があります。
肉や魚の場合、種類によっても変わりますがおよそ65度からタンパク質の収縮が始まり、水分が流出し始めます。
魚など生食が可能なものの場合、もっと低い温度でしっとりと火を入れることで、より素材の持ち味を引き出すことができます。
弱火にすることで火が入ったかそうでないかを見極める時間に余裕が生まれ、よりおいしいと感じる火入れで止めることができます。
でましたね、妖怪人の上げ足取りおばけ。
そもそも料理が苦手だと自覚のある人でぱらっとした炒め物を作るのは至難の業です。僕はお勧めできません。
それでも炒め物が作りたいんだ!という場合はまず、それぞれの素材をそれぞれで炒めます。最後に全て一緒に炒めて、片栗粉を入れた調味料で全体をまとめる。という方法をおすすめします。
素材はそれぞれのベストな状態で火が入り、味付けも1回で、なおかつ水分も片栗粉でつながれべちゃッとしにくい。
序盤、中盤、終盤と隙のない構成です。県大会までは固いと思います。(なんの?)
もちろん作る相手が「しなしなが好きぴ♡」という方だったらがんがん加熱しましょう。相手を思いやることが料理の基本です。
素材が焦げる可能性がある
これは焦げやすい食材を扱う場合の話です。
肉や魚、卵などの料理の失敗と聞くと、焦げた素材のイメージが浮かんできますよね。
焦がすということにもメリットはあるのですが、こういう場合の焦げ方は大抵の場合手遅れのパターンが多いです。僕もいまだにやるときがあります、、
強火を使わなければ、大体の食材は手遅れの手前で救えます。
味付けの時間が短くなる
これは味つけに関する話なので、上記の2つよりも上級者向けの話になります。
中火から弱火を意識することによって、食材に火が入るスピードがゆっくりになることで調理の時間が長くなります。
調理の時間が長くなれば焦って味を付けることがなくなります。余裕をもって味見をし、味のクオリティを追求することができます。
まとめ
以上の3点が加熱に関するポイントでしたが、ずっと中火や弱火だったらきれいな焼き色、焼いたことによる香ばしい匂い、そういった強火によって得られるメリットが得られないじゃないか。と思う方ももちろんいると思います。
ですがかちかちになってしまった、焦げてしまった、そういったデメリットと天秤にかけ考えると、強火は使わない方がいいと思います。
コツをつかんでから強火にトライしてみましょう!
今回はざっくりと加熱方法を書きましたが、もちろん作りたい料理によって最適な火加減があります。
この料理はどうしたらいいんだ?これは強火じゃなくていいの?という疑問がありましたら、dmやコメントを頂ければ、お答えしたいと思います。
この記事はあくまで僕の経験から導き出した考え方です。違う意見をお持ちの方もいるとは思いますが、焦らず作るという余裕が火加減の調節によって生まれます。
焦らず作ると、料理を楽しむことができるのです。
音楽を聴きながら、youtubeを見ながら、お酒を飲みながら、、、料理が辛くめんどくさい時間から、楽しい自分の時間へと変わります。
料理は楽しいものだと、僕は思います。
では次回は核心に触れる味付け編となっております。
味付け編はこちら→料理が苦手な方へ ~味付け編~
料理道具をそろえたい方→料理初心者必見!揃えたい道具10選!
それでは!